簿記とは

 もともと「帳合」などと呼ばれていた。英語の「Bookkeeping」(ブックキーピング)を「ボッキー」と略したのが語源とされる説もあるが有力ではない。

 簿記には単式簿記と複式簿記とがあるが、一般に使用されているのは複式簿記である。この複式簿記は一つの取引事象を二側面から捉える技法であり、例えば、「給料を現金で支払った」ならば、左(借方という)に「給料」と記録し、右(貸方という)に「現金」と記録するのである。この方法により、コストの管理と資産である現金の減少を描写できる。人類史上革新的な発明のひとつとされている。

簿記の歴史

 世界で初めて簿記が発明されたのは15世紀末のイタリアで、ルカ・パチオリという数学教師が、当時の数学技術をまとめたスンマという書物を著しました。その本の中には、複式簿記についての詳細な記述があります。

 日本では福沢諭吉が明治6年(1873年)に紹介した。国内で普及したきっかけは大蔵省が刊行した銀行の簿記の本である。

 近年では財務諸表(貸借対照表・損益計算書・キャッシュフロー計算書・株主資本等計算書など)の作成に利用されている。

個人的見解

 簿記は商取引だけではなく、人間の行動についても記録・測定できるものだとおもいます。例えば、「オシッコをした」という事実については、実物としての水分が失われるのと同時に、生命維持のためのコスト(面倒な感情)が発生しているのです。近年、IT経済の話しでよくでてくる「アトムとビット」の関係にも通じるもがあります。

 atom(アトム)とは原子でありbit(ビット)とは0と1で表現される情報です。人間が物質(アトム)を得ると「幸福感」のようなアトムではない情報(ビット)が発信されます。物事は2側面で表現されることが多いのです。ゆえに、これらを複式簿記で記録し伝達することはコミュニケーションツールとして有効なはずです。

 しかし、すべてが複式簿記で表現されることはなく、ひとつの面だけを記録するほうが合理的な場合も多いので(原子の量だけを測定することなど)、人間はより合理的な方法を選択して活用しているともいえます。