企業会計原則 一般原則~正規の簿記の原則

 企業会計は、すべての取引につき、正規の簿記の原則に従って、正確な会計帳簿を作成しなければならない。

 

形式的(記録面)な原則とみた場合

正確な会計帳簿の作成を要求している

  ↓(以下の3つの要件を満たすもの)

・網羅性 … 記録すべき事実はすべて正しく記録

・検証性 … 記録はすべて客観的に証明可能

・秩序性 … 一定の法則に従い組織的・体系的

 

実質的(処理面)な原則とみた場合

・適正な会計処理を要求している

 

・誘導法による財務諸表の作成を要求している

→会計帳簿と財務諸表の有機的関連性を保持

 

「貸借対照表完全性の原則」と結びつく

B/S日におけるすべての資産、負債及び資本を記載(原則)

 

ただし、正規の簿記の原則に従って処理された場合に生じた簿外資産・簿外負債~B/Sの記載外におくことができる(例外)

正規の簿記の原則が内包する「重要性の原則」により容認

重要性の乏しいものについて、本来の厳密な会計処理によらないで他の簡便な方法によること

 → 正規の簿記の原則に従った処理として認められる

 

 

適用具体例(簿外資産・簿外負債に限定した場合)

 

 貯蔵品等、前払費用~(経過勘定項目)、引当金、たな卸資産の付随費用

 

正規の簿記の原則のまとめ

 本来、「正規の簿記の原則」のもと「貸借対照表完全性の原則」の要請により、簿外資産及び簿外負債は認められない。しかし、重要性の乏しいものについては計算経済性の観点から、コストとベネフィットの関係で前者が後者を上回った場合、本来の厳密な会計処理によらず、他の簡便な方法によることも重要性の原則適用の見地から認められる。つまり、他の簡便な方法により生じた簿外資産及び簿外負債は認められるのである。

 
 

会社法の規定~正規の簿記の原則に相当する規定があるか

 正確な会計帳簿の作成を要請(432Ⅰ)

 


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