簿記論計算上達方法

簿記論の具体的な勉強方法~計算力をつけるにはこれしかない!!

 簿記論の計算能力UP(税理士試験を前提としていますが、公認会計士試験や日商簿記検定でも同じです)

 

 簿記論の計算能力を高めれば(けっしてマニアックになれという意味ではない)、財務諸表論の総合計算問題(50点)のみならず、今後の法人税法や消費税法にも良い影響を及ぼすであろう。 

 理由は単純で、計算力=情報分析能力、といえるからである。 

 膨大な情報の中から重要なものを吟味し取りまとめ、結論を出す。その能力を最大限に引き出せば、今後の税法科目にも必ず良い効果をもたらすといえる。 

 逆に言えば、簿記が苦手では話にならんという事である。 

 

行き着くところ「簿記」である。 

 

 簿記論の学習方法 

 

 本試験直前の2週間辺りでどの程度のレベルに達しているか?が、とても大切なことだが、それは決して「最高の計算レベル」である必要はない。精神的に「健全」であり「ゆとり」があり、どのような問題でも余裕をもって合格答案を作成できるレベルである。 

 しかしこの域に達するには並大抵な努力では到達できない。この「合格のゆとり」を感じられるようになるには次の過程を経なければならない。 

 

答案練習期に突入する5月に成績トップクラスの集団にいること 

 

 毎年この時期からだんだん受講生が姿を消す(実際には本試験だけは受けに行くのだが…)。その理由は、一般的な受講生が、基礎答練でこれまでの実力テストほど高得点が取れなくなり、さらに追い討ちをかけるように、応用答練でボッコボコに打ちのめされてしまうからである。最も精神的に充実し自信をつけなければならないこの時期に、まったく逆の結果になってしまう。 

 では、なぜそのような状況に追い込まれてしまうのだろう…。それは5月までの学習期間に、 

 

「猛烈な追い込み」ができていなかったことに原因がある。 

 

 猛烈な追い込み① 

 

 年末年始は講義も無く、ある意味一年の中でも楽しいひと時となる。受験生の多くは年内の勉強に疲弊し、この時期を逃してたまるか!といった勢いで遊びまくる。そこに隙ができる。 

 実際に、年末の自習室を覗いてみると実に閑散としている。あの熱気に満ちた満員の教室はどこにいったのか?という具合に。 

 私は簿記論受験の年に、この時期が踏ん張りどころと感じて、猛烈に勉強した。 

 

朝から晩までTACの自習室で無心に電卓を叩いていた 

 

のである。 

 

 なかには私のような気持ち悪い受験生もいて、どちらが先にギブアップして帰宅するかを競争していた。この時の頑張りは一生涯でも2~3度あるかないかの異常なものであった。結果的にこの充実した勉強のおかげで、これまでの成績上位が不動のものへと変化したのである。 

 

 猛烈な追い込み② 

 

 では、どのように簿記と戦ったのか?それは単純に市販の個別計算問題集を回転させまくることだった。あまりにも退屈極まりないこの作業に、人生を懸けていた。まさに狂気に満ちた時間。しばらくこの行為になんらの意味も見出せなかったが、その意味に気付く時がやってきた…。 

 2月の終わり、実力テストでトップとなり、自分自身で明確に本試験の合格を確信したのである。その時、私は他の受験生と違う世界にいた。誰も観たことのない景色につつまれていた(かなり気持ち悪い表現だが…)。 

 ほぼ同時に、もうこれ以上簿記のレベルアップは難しいことにも気付いた。 

 

とにかく「ある限界」を超えてしまったのである。 

 

 あんなに算数・数学が苦手だった自分が…。あんなに好きな事しか熱中できず、学生時代ほとんど勉強しなかった自分が…。不思議なものである。 

 簿記論は総合計算問題であれ個別論点の集まりである。それゆえに、個別的な計算のスピードが不足するとトータルでのパフォーマンスが落ちるのである。また、個別論点の計算が得意であれば、得点すべき所と捨てる所の見極めが上手くなる。これは本試験でも重要なことである。 

 

 具体的学習方法~時間を計って 

 

 レギュラーコースでも年内完結コースでも、年末になれば個別計算問題集をほとんど出来るようになっている。大切なのはその取り組み方である。 

 

①いつ解いたか 

②何分かかったか 

③出来不出来はどうだったか 

 

 この3つを表紙の裏に延々と書き続けるだけである。

 もうひとつ付け加えれば、解いたことのある問題は、あたかも初めて解くかのように新鮮な気分で、集中して解くことである。これらの内容を、

 

最低5回転させる!!

 

 

具体的学習方法~総仕上げ

 

 個別計算問題集で自信をつけた後は、いよいよ総合計算問題集である。しかし、この時期(1月~4月)は基本論点の最終チェック段階であるから、いかに短時間で総合計算問題を解けるか?を確かめれば、だらだら何回も解き直しする必要などない。結論を言ってしまえば、総合計算問題集がサラサラ解けるようになっていないようでは、明らかに勉強不足である!!

 

年末年始の追い込みのために

 

 9月から12月は、1年間の中でも唯一じっくりと“簿記を研究”できる時期である。「簿記検定」ではなく「簿記」である。ここでは効率的な計算テクニックなどに走り過ぎず、ジックリマッタリと簿記の不思議な世界に浸ってほしい。機械的な演習といった作業はまだ先の話。インプット期間は“探求”の期間であるから、あせらず、簿記論をまさに論じられるくらいに、様々な角度から検証してもらいたい。

 テキストと並んでトレーニングを利用することになるが、トレーニングは解けて当然。あくまでも研究の場所としてテキストの延長線上でトレーニングを研究しておくことをお勧めする(決して解答時間を気にしてはならない)。

 

最後に

 

 最初っから頭デッカチになって尻込みする必要などない。受験勉強のイメージさえつかめれば、後はひたすら突き進むだけである。11ヶ月だけ「自分の潜在能力を探求する旅」に出よう!。自分の隠れた潜在能力を眠らせたまま一生を終えるのはもったいない。失敗するかもしれないがそんな不確定要素は実際に失敗してから考え直せばよい。11ヶ月という期間やお金をどう考えるかは個人個人の主観的なものではあるが、極めて貴重な期間と自己投資になる可能性が高いことは断言できる。

 

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