負債会計

 従来の債務額評価に加えて、割引現在価値や、時価評価が導入されました。負債に対する多元的評価思考により、それぞれの取引実態や負債の属性に即した適正評価が可能となり、情報利用者の財政状態の正しい理解が行えるようになりました。

 

金融負債(複合金融商品)  ○資産除去債務  ○退職給付会計

 

偶発損失と偶発債務の関係

偶発事象(現在のなんらかの原因に基づく将来の突発的な事柄)

 

 決算日現在において存在する状態又は状況のうち、その最終的な結果としての利得又は損失が不確定な将来事象の発生又は不発生によってのみ確認されるもの。

 

偶発損失

 

 偶発事象のうち最終的な結果が損失であるもの

 

偶発債務

 

 現在は可能性としての債務であるが、将来ある事象が発生すれば現実の債務となるもの。

 

 偶発損失の中でも、債務の発生の高いものが「損失性引当金」であり、低いものが「偶発債務」である。

 

退職給付引当金における認識・測定の考察

測定の特徴 

 

勤務費用    将来支出額の配分 → 費用配分の原則     

利息費用    貨幣価値の変動  → 割引計算

期待運用収益  期末時価の見積り → 時価測定

 

 負債の計上額については割引現価と時価によるハイブリッド構造

 

 

認識の特徴

 

勤務費用    労働役務の費消 → 発生主義の原則

利息費用    時間の経過   → 発生主義の原則

期待運用収益  経済価値の形成 → 発生主義の原則

 

 

退職給付会計の過去問題

 退職給付に係る会計基準で定められた全体的な会計処理について、費用認識の側面と、負債の認識・測定の側面とを対比しながら説明しなさい。

 

 退職給付引当金については、発生主義の原則を基本とした費用の認識がおこなわれるが、退職給付債務(負債)の認識は将来キャッシュ・アウト・フローを生じさせるものとして捉え、その測定は将来キャッシュ・フローの見積もりと割引計算によりおこなわれる。また、年金資産については時価に基づき測定され、退職給付引当金の計上にあたり退職給付債務より控除される。このような全体的な会計処理の特徴は、将来キャッシュ・フローによるフロー計算と時価評価というストック計算が混在する、いわゆるハイブリッド構造であるといえる。

 

 


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