貸借対照表作成ルール

貸借対照表の作成についての会計理論です。伝統的な会計理論である静態論的貸借対照表と動態論的貸借対照表の比較や、今日のB/S表示ルールについてみていきましょう。

 

静的貸借対照表と動的貸借対照表

 

正常営業循環基準と一年基準の比較

 

目的

 

 貸借対照表上、財務的流動性・財務安全性を明らかにすること。

 

 

内容

 

 正常営業循環基準とは、企業の正常な営業循環過程に属する資産・負債を流動資産・流動負債に属するものとし、※そうでないものを固定資産・固定負債に属するものとする基準である。

 (※両基準の比較であれば説明すべき部分であり、制度上の適用についての説明においては削除すること。)

 

 一年基準とは、貸借対照表日の翌日から起算して一年以内に期限が到来する資産・負債は流動資産・流動負債に属するものとし、一年を超えて期限が到来する資産・負債は固定資産・固定負債に属するものとする基準である。

 

 

 

正常営業循環基準

一年基準   

着目点

 営業活動における企業資本の投下から回収までの過程を重視する

 現金化又は費消されるまでに要する絶対的な時間(期間)を重視する

長所

 業種・業態を考慮した資産・負債の分類が可能

 一年という画一的であり明確な基準による資産・負債の分類が可能

制度上の適用

主たる基準

従たる基準

 

一年基準を単独で適用する場合の問題点

 企業資本の回転する期間は企業の種類によって異なるため、一年基準による資産・負債の流動・固定分類が企業の実情にそぐわない場合があり、貸借対照表において正しく財務安全性を示すことができなくなる恐れがあること。

 

制度上の適用(企業会計原則)

 まず正常営業循環基準が適用され、ついで前者で分類できない項目について一年基準を適用する。

 

正常な営業循環過程の意味

 企業の主目的たる営業活動において、企業資本が現金→棚卸資産→売上債権→現金の順序で循環する過程を指す。

 


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